スピード重視なら消費者金融
まず、「消費者金融」というと、今では懐かしい響きの「サラ金」を思い出す方も多くおられると思います。
この言葉が巷を賑わせていた時代は、金利も最高30%近く、他社で何社借入していても更に貸してくれるという、今から考えればちょっと異常な時代でした。
もちろんそれにより返済ができなくなり、自己破産などをした方も多くいました。そこで国が動いて、収入の3分の1までしか融資を受けることができない「総量規制」や金利も最高20%以下という水準まできました。
しかし、現在のキャッシング業界では、上限金利20%一杯で貸し出すところは皆無です。
その背景には、銀行など大手のメガバンクも自社商品のなかでも力を入れる商品としたことと、
店舗を持たないネットキャッシングの業者も多く台頭してきたことが挙げられます。
当然のごとき低金利競争が発生し、以下に安い金利で貸出をして、
お客様に目を向けてもらうかという動きになってきたからです。
現在の消費者金融をじっくり見てみてみますと、銀行と同じくらいか、
それよりも安い金利で貸し出しを行っている業者もいます。
融資金額上限なども銀行と遜色ない程度まで商品構成をレベルアップしていますし、
審査のスピードの速さ、カード発行のスピードなどは銀行を大きくしのぐ速さです。
実際に申し込み審査、カード発行、融資が1時間前後でできる消費者金融はザラで、
今すぐお金が必要いう方には大変重宝です。
なぜこれほどまでに消費者金融がキャッシングに力を入れているかを考察してみますと、
見えてくるポイントが1点あります。それは、銀行には住宅ローン、自動車ローン、
預金(定期含む)など様々な業務があり、たとえカードローンのようなキャッシング事業がなくとも、
他の業務で業績を維持することは可能なのです。
しかし、消費者金融は融資1本で生計を立てているようなものです。
銀行に金利や最大限度額などの面で太刀打ちできなくとも、
審査や融資のスピードでサービスを向上させなければ勝負できないのも
また事実でしょう。
まとめますと、銀行と消費者金融の違いは現在ではほとんどない!
50万円くらいまでの少額キャッシングならば消費者金融のほうが審査の可否や融資スピードで有利
また、各業者は各所にATMの無人機などを設置していますので、
返済などの利便性を考えても銀行のそれとほとんど変わらないということです。